ネイルオイルの使い方&選び方。注意点を押さえて爪のトラブルを防止しよう

近年では、頻繁に手を洗ったり消毒したりする機会が増えて、肌だけでなく爪の乾燥も気になるという方が増えてきています。そこでおすすめなのが、簡単に自爪をケアできるネイルオイルです。今回は、ネイルオイルの正しい使い方や選び方、ハンドクリームとの違いまでご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
Index
ネイルオイルとは?
ネイルオイルの正しい使い方をご紹介
お気に入りを見つけよう!ネイルオイルの選び方
正しいネイルオイルの使い方で、潤う美爪を手に入れて
ネイルオイルとは?
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そもそも、ネイルオイルとはどのような役割があるアイテムなのでしょうか?まずは、ネイルオイルを使用するメリットやハンドクリームとの違いをご紹介するので、すでに愛用している方もぜひ目を通してみてください。
ネイルオイルの役割
ネイルオイルとは、爪や爪周りのダメージをケアしてくれる専用の保湿剤です。別名「キューティクルオイル」とも呼ばれており、自爪のコンディションを整えて健康的でキレイな爪へと導いてくれます。おしゃれなネイルを楽しむためにも欠かせないアイテムですよ。
ここでは、ネイルオイルを使う主なメリットを詳しくご紹介するので押さえておきましょう。
ネイルオイルの3つのメリット
- 爪に潤いを与える
- 爪のトラブルを防止する
- ネイルを長持ちさせる
①爪に潤いを与える
ネイルオイルは、豊富な油分で自爪に潤いを与えて保護するアイテムです。爪や皮膚になじみやすいオイルなので、乾燥した部分を効果的に潤してくれます。
爪は乾燥に気がつきにくい部分ですが、水分の少ない爪先から乾燥し始めるので、日常的な潤い補給が欠かせません。水仕事やネイルの溶剤も爪の乾燥を招くため、ネイルオイルの使い方を覚えてこまめにお手入れをしましょう。
②爪のトラブルを防止する
爪の乾燥を放っておくと、爪が欠けたり二枚爪になったりと困ったトラブルにつながる可能性も。そこで、ネイルオイルで自爪をケアすると、あらゆるトラブルを防止するメリットが期待できます。
市販のアイテムには、爪の乾燥を守ってくれてすこやかな成長を促す成分が配合されている商品もあります。ネイルオイルを継続的に使用して、トラブルに強い自爪を育てましょう。
③ネイルを長持ちさせる
爪先をおしゃれに彩るジェルネイルやマニキュアは、できるだけ長く保ちたいですよね。ネイルオイルを使うと自爪の状態が整うため、より美しく剥がれにくいネイルに仕上がります。
ネイルのアフターケアにも最適なので、まだ使用したことがない方はぜひ日常の習慣に取り入れてみてください。
ハンドクリームとの違いは?
ハンドクリームは手肌だけでなく爪も同時に保湿できるため、ネイルオイルの必要性を感じない方もいるでしょう。しかし、ハンドクリームとネイルオイルは優れている点が少し異なります。
ネイルオイルは、さらさらとしたテクスチャーでハンドクリームよりも浸透※力が期待できます。ネイルオイルを使用した後にハンドクリームで手肌や爪を保湿すると、潤いをしっかりと閉じ込められますよ。
毎日保湿を行うことで手元のキレイさがアップするため、ぜひハンドケアにネイルオイルを取り入れてみてください。
ネイルオイル | ・爪と爪周りを保湿する
・浸透※しやすくベタつかない |
ハンドクリーム | ・皮膚と爪を保護する
・表面にとどまり乾燥を防ぐ |
※爪の表層まで
ネイルオイルの正しい使い方をご紹介
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ネイルオイルのメリットを引き出すためには、正しい使い方を知ることが大切です。しっかりとポイントを押さえてオイルを塗ると、無駄なく効率的なネイルケアが叶います。すでにネイルオイルを活用している方も、今一度使い方をチェックしてみてくださいね。
ネイルオイルを使うタイミングは?
ネイルオイルを使うタイミングは基本的に決まっていませんが、爪の乾燥が気になったときにこまめに塗ることが大切です。以下のシチュエーションではとくに爪が乾燥しやすいため、意識してケアをしましょう。
おすすめのタイミング
- 朝起きたとき
- 手洗いや消毒のあと
- 水仕事のあと
- ネイルオフのあと
- お風呂上がり
- 寝る前
頻繁な使い方が苦手な方は、寝る前に重点的にケアするだけでもOK。ネイルオイルの上からハンドクリームもたっぷり塗り、寝ている間にしっかりと浸透※させましょう。
※爪の表層まで
ネイルオイルの正しい塗り方の手順
ここからは、ネイルオイルの塗り方を手順ごとに解説します。簡単な3ステップですが、使い方のコツや注意点を踏まえて実践していきましょう。
ネイルオイルの塗り方
- 適量のネイルオイルをとる
- キューティクルに沿って塗る
- マッサージするように浸透※させる
※爪の表層まで
【STEP1】適量のネイルオイルをとる
ネイルオイルはスポイトタイプやブラシタイプのものが多く、指1本あたり1滴が適量です。ブラシタイプの場合、そのまま爪に塗るとオイルが垂れてしまうので、余分なオイルをボトルの口で軽くしごいてから塗りましょう。
指の生え際部分(白い半月形の部分)にネイルオイルを1滴ずつ置き、次のステップに進みます。
【STEP2】キューティクルに沿って塗る
適量のネイルオイルを置いたら、爪のキューティクルラインに沿ってまんべんなく塗ります。爪の根元と両サイド、爪先の裏側の部分までネイルオイルを丁寧に塗ることが大切です。
爪先の裏側は「ハイポニキウム」という薄い皮膚があり、この部分を潤いと栄養で満たすことが美爪に近づくポイントですよ。ネイルオイルは浸透※が早いため、手早く塗り広げてくださいね。
※爪の表層まで
【STEP3】マッサージするように浸透させる
続いて、爪の周りをくるくると螺旋を描くようにマッサージしていきます。【STEP2】の工程と同じキューティクルラインを通り、油分を爪のすみずみまでなじませます。爪の周りをプッシュするマッサージ方法も、指先の血行が促進されるのでおすすめです。
油分がしっかりなじむと、ベタつきがなくなってサラッとした仕上がりになりますよ。
ネイルオイルの使い方の注意点
爪のことを考えてケアしても、間違った使い方をしていたらもったいないですよね。ここでは、ネイルオイルの使い方で気をつけたい注意点をお伝えするので押さえておきましょう。
ハンドクリームを塗ったあとの使用はNG
ネイルオイルとハンドクリームを併用するときは、ネイルオイルを先に塗ることが大切です。ハンドクリームを先に塗ると爪の表面が油分でコーティングされるため、ネイルオイルの効果が薄れてしまいます。
ネイルオイルに配合されている成分のメリットも半減してしまうため、使い方の順番には注意しましょう。
セルフネイル前の使用はNG
ネイルオイルは、基本的にどのようなシーンで使用しても問題ありませんが、ジェルネイルやマニキュアを塗る前は避けましょう。これは、自爪に油分がついた状態でネイルを塗ると、ネイルが定着しにくく持ちも悪くなるからです。
とくに、ジェルネイルの場合はジェルを塗る直前に油分除去をする工程があるほど、油分の有無がネイルの持続力に関係してきます。ジェルネイルが完成したあと、最後の仕上げとしてネイルオイルを塗るのが正しい使い方ですよ。
お気に入りを見つけよう!ネイルオイルの選び方
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最後に、自分に合うネイルオイルの選び方をご紹介します。さまざまな観点から、お気に入りの1つを見つけるヒントをお届け。ネイルオイルに求める機能や使い心地に沿って選んでみてください。
配合成分で選ぶ
植物性のオイルがおすすめ
ネイルオイルは、爪周りに浸透※しやすい植物性のオイルを選びましょう。アルガンオイルやアーモンドオイル、グレープシードオイルやココナッツオイルなどが代表的です。
とくにおすすめしたいアイテムは、数種類のオイルがブレンドされたタイプ。自爪をすこやかに導く栄養がたっぷりと含まれているため、キレイな爪をキープしたい方に最適です。
※爪の表層まで
美容にも効果的な成分が入っているオイルもおすすめ
オイル成分のほかに、美容機能をアップさせるサポート成分に注目してみるのもおすすめです。悩みに沿った成分のネイルオイルであれば、より自分にフィットした使い方が可能ですよ。
爪の主成分でもある「ケラチン」はとくにおすすめの成分で、強く美しい自爪に導いてくれます。爪のダメージが気になる方は、ケラチンが配合されているネイルオイルを探してみてくださいね。
香りで選ぶ
ネイルオイルに精油などの香り成分を加え、ナチュラルなフレグランスとして楽しめるタイプも多数あります。使うたびに指先からほのかに香るため、心地よく感じられる香りを選んでみましょう。好みの香りにこだわると、毎日のネイルケアも自然とはかどりますよ。
テクスチャーで選ぶ
ネイルオイルは比較的軽いテクスチャーがほとんどですが、その中でも粘度が低いものと高いものがあります。使い心地にかかわるため、好みやシーンを考えた選び方が大切です。
粘度が低めのネイルオイルは、爪に塗るとスッと浸透※してサラサラに仕上がるので、ベタつきが気になる方や日常的な使い方に向いています。
粘度高めのネイルオイルはコクのあるしっとり感を得られ、保湿力が持続しやすいのが魅力。爪周りになじみつつ乾燥を防止するため、寝る前のネイルケアにもおすすめです。
※爪の表層まで
ボトルの形やサイズで選ぶ
ネイルオイルの形状は、以下の3タイプが代表的です。それぞれ特徴をまとめているので、参考にしてみてください。
スポイトタイプ | ・1回に出る量を自由に調整できる
・容量が多く、自宅用におすすめ ・直接触れないので衛生的 |
ブラシタイプ | ・マニキュアのように簡単に塗れる
・容量が多く、自宅用におすすめ |
ロールオンタイプ | ・ローラーを転がすだけで適量がでる
・塗りながらマッサージできる ・コンパクトで携帯用にも便利 |
ほかにも、チューブタイプや筆ペンタイプなど、ブランドによってさまざまなネイルオイルがあります。外出先ではロールオンを、家ではゆっくりケアできるスポイトタイプを選ぶなど、タイミングによって使い分けるのもよいでしょう。
また、塗る頻度が多い方やたっぷりと贅沢に使いたい方は、大容量サイズのスポイトタイプが最適です。
正しいネイルオイルの使い方で、潤う美爪を手に入れて
乾燥から自爪を保護し、あらゆるトラブルを防止するネイルオイル。すこやかで美しい爪を目指す方や、普段ジェルネイルで爪のおしゃれを楽しんでいる方は、今回ご紹介したネイルオイルの使い方や注意点、選び方をぜひマスターしてください。
毎日のオイルケアで爪に潤いをチャージして、より充実したネイルライフを楽しみましょう。
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