スカルプネイルとは?ジェルネイルとの違いやメリット、注意点まで徹底解説

アクリルスカルプネイルとは何か、名前をなんとなく聞いたことはあっても説明できる人は少ないのではないでしょうか?そこで本記事では、アクリルスカルプネイルとジェルネイルの違いについてご紹介します。メリットや注意点もあわせてお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。
INDEX
アクリルスカルプネイルとジェルネイルの違いとは?
アクリルスカルプネイルのメリット
アクリルスカルプネイルの注意点
【アクリルスカルプネイルとジェルネイル】どちらがおすすめ?
アクリルスカルプネイルで爪先のおしゃれを楽しもう
アクリルスカルプネイルとジェルネイルの違いとは?
Photo by instagram @laulea_nail_by_amu
まず、アクリルスカルプネイルとジェルネイルの違いをご紹介します。アクリルスカルプネイルとは何か知りたい場合や、施術の流れが気になる人は参考にしてみてください。
アクリルスカルプネイル:長さ出しや好きな形を作れる人工爪
アクリルスカルプネイルとは、アクリル樹脂を使ったスカルプチュアネイルのことです。スカルプチュアネイルとは長さ出しを行なったネイルのことで、自爪を本来の長さよりも長くすることを意味します。
アクリルスカルプネイルはスカルプチュアネイルの中でも定番の技法で、ショートネイルをスーパーロングにまで伸ばすことも可能です。また、アクリル樹脂を使って、立体的な3Dパーツを作ったりパーツを固定したりもできます。
アクリルスカルプネイルで使用するアイテム
アクリルスカルプネイルでは、以下のアイテムを使用します。
アイテム | 用途 |
ネイルフォーム | スカルプチュアネイルの形成時に土台となるアイテム。爪先に取りつけたネイルフォームの上でアクリルスカルプネイルの
施術を行います。 |
スカルプチュアブラシ | スカルプチュアネイルの施術で使用するブラシ。穂先が長めでコシのあるものがおすすめです。 |
アクリルリキッド | 液体状のアクリル。アクリルパウダーと一緒に使います。 |
アクリルパウダー | 粉状のアクリル。アクリルリキッドと混ぜて作ったミクスチュアが、アクリルスカルプネイルの材料となります。 |
ネイルファイル | アクリルスカルプネイルの仕上げをするためのヤスリ。人工爪を削る際は、粗めのものを使うのがおすすめです。 |

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アクリルスカルプネイルの施術の流れ
アクリルスカルプネイルの施術の流れは以下の通りです。
- プレパレーション(下準備)をする
- 爪の形に合わせてネイルフォームをカットし、爪先に取りつける
- スカルプチュアブラシにアクリルリキッドを含ませ、片面を容器のふちでしごく
- アクリルリキッドを含んだスカルプチュアブラシでアクリルパウダーを適量取り、ボール状のミクスチュアを作る
- スカルプチュアブラシを指でトントンと叩き、余分なアクリルパウダーを落とす
- ミクスチュアを爪先に置いたら、スカルプチュアブラシで爪幅や理想の長さに合わせて伸ばす
- 完全に硬化する前にピンチを入れる
- ネイルフォームを外し、ネイルファイルで爪の長さや形を整える
アクリルスカルプネイルは時間経過で硬化するため、アプリケーション(ミクスチュアをのばして整える工程)を手早く行う必要があります。
ジェルネイル:ジェル状の樹脂を硬化させて作るネイル
ジェルネイルとは、ジェル状の樹脂を使ったネイルのことです。アクリルスカルプネイルが自然に硬化するのに対し、ジェルネイルを硬化させるにはLED/UVライトが必要となります。
ジェルを使って長さ出しを行うジェルスカルプチュアネイルという技法もありますが、アクリルスカルプと比べると強度が劣るため、ロングネイルには対応できないという違いがあります。
ジェルスカルプネイルで使用するアイテム
アイテム | 用途 |
ベースジェル | 自爪とジェルの定着をよくするアイテム。 |
ネイルフォーム・フォームチップ | 長さ出しをするときの土台となるアイテム。 |
クリアジェル | 無色透明のジェル。長さ出しに使うので、ビルダージェルやポリジェル、スカルプ用ジェルなどの粘度が高く強度のあるアイテムがおすすめです。 |
ネイルファイル | 爪の長さや形を削って整えるアイテム。長さ出しをした部分の仕上げに使います。 |

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ジェルスカルプネイルの施術の流れ
ジェルスカルプネイルは、アクリルスカルプネイルと同じネイルフォームを使って行う方法と、フォームチップを使って行う方法があります。
ネイルフォームを使ったジェルスカルプネイルの施術の流れ
- プレパレーション(下準備)をする
- ネイルフォームをつける
- ベースジェルを自爪だけに塗って硬化する
- クリアジェル(ビルダージェルやポリジェル、スカルプ用ジェルなど)をネイルフォームに乗せ、爪先やサイドと繋げる
- 仮硬化してピンチを入れる
- クリアジェル(ビルダージェルやポリジェル、スカルプ用ジェルなど)を爪の中央付近に置き、ハイポイントを作って硬化する
- ネイルフォームを外し、ネイルファイルで長さや形を整える
フォームチップを使ったジェルスカルプネイルの施術の流れ
- プレパレーション(下準備)をする
- ベースジェルを塗る
- フォームチップにポリジェルを乗せて伸ばす
- 爪にフォームチップを装着する
- 浮かないように注意しながら硬化する
- フォームチップを外してネイルの長さや形を整える
ジェルスカルプネイルでの長さ出しは、0.5〜1cm程度の長さを出すのが限界といわれています。大幅に長さを延長したい場合には向かないので注意しましょう。
アクリルスカルプネイルのメリット
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ここからは、アクリルスカルプネイルのメリットをご紹介します。アクリルスカルプならではの魅力を知りたい人は、ぜひチェックしてみてください。
①自在に長さ出しを楽しめる
アクリルスカルプネイルは、自由自在に長さ出しを楽しめるのが魅力です。アクリルスカルプネイルは強度が高く折れにくいので、自爪よりも大幅に爪の長さを延長できます。
自爪が弱くてジェルスカルプでは折れやすい人でも、アクリルスカルプであればシャープな手元を実現できるでしょう。折れにくいロングネイルで手元を美しくみせたい人におすすめです。
②爪のコンプレックスを解消しやすい
アクリルスカルプネイルには、爪のコンプレックスを解消しやすいというメリットもあります。伸ばすと鷲爪のようになってしまったり左右に曲がってしまったりと、自爪の形状や生え方に悩みがある人も多いです。
そこでアクリルスカルプネイルを使用することで、きれいなロングネイルを実現できますよ。
③立体感のあるきれいなフォルムの爪が作れる
爪の形状をきれいに整えて立体感のあるフォルムが作れることも、アクリルスカルプネイルのメリット。アクリルスカルプネイルは施術の際にピンチを入れるので、自爪が平らな人でもきれいなCカーブ(爪をエッジ側から見たときのカーブ)を実現できます。
④爪の補修・補強ができる
アクリルスカルプネイルは、割れてしまった爪の補修もできます。「自爪を伸ばしてジェルネイルを楽しんでいたけれど、ふとした拍子に1本だけ折れてしまった…」という場合、爪を補修しながら長さ出しが可能です。
また、アクリルスカルプネイルの強度を活かして、爪が折れるのを防ぐ効果も期待できます。
アクリルスカルプネイルの注意点
Photo by instagram @valerie_miyu
長さ出しの自由度が高く、強度もあるアクリルスカルプネイルにはデメリットもあります。ここからはアクリルスカルプネイルの注意点をご紹介するので、目を通しておきましょう。
セルフネイルには向かない
アクリルスカルプネイルは、セルフネイル向きではありません。というのも、セルフで行うには難易度が高いためです。以下にセルフ向きでない理由をまとめましたので、セルフでやってみようと考えている人はチェックしてみてください。
①ミクスチュアを作るのが難しい
アクリルスカルプネイルの難しさとして、ミクスチュア作りが挙げられます。アクリルリキッドとアクリルパウダーを混ぜて作るミクスチュアは、簡単に作れるように見えて高度なテクニックが必要です。
爪の大きさに合わせた分量の見極めが必要なだけでなく、適度な硬さのミクスチュアを作ることが大切です。アクリルパウダーの取り方はネイリストが何度も練習して身につけている技術ですので、見よう見まねではうまくいきにくいことを知っておきましょう。
②作業を手早く行う必要がある
アクリルスカルプネイルは時間経過で硬化するため、スピーディーなアプリケーションが求められます。硬化までの時間は使用するアイテムによって異なりますが、およそ3〜4分程度のものが多いです。
作業の途中で硬化してしまうと、いびつな仕上がりになってしまう可能性もあるため、セルフでは難しいとされています。アクリルスカルプネイルは正確さとスピードの両方が求められる技術なので、セルフネイラーが挑戦するにはハードルが高いのです。
③利き手側をきれいに仕上げるのは難しい
アクリルスカルプネイルは、これまで説明してきたように高度なテクニックが要求される技術です。そのため、利き手側をアクリルスカルプできれいに長さ出しするのはかなり困難といえます。
十分な練習を重ねた上でセルフアクリルスカルプに挑戦する場合でも、10本すべてを長さ出しするのは難しいということを知っておきましょう。
施術料金が高くなる
セルフでは難しいアクリルスカルプネイルは基本的にサロンで施術を受けることになりますが、ジェルネイルと比べて料金が高くなるので注意しましょう。アクリルスカルプネイルには高い技術が要求されるので、その分の料金がアップするのです。
サンディングが必要
アクリルスカルプネイルをするときは、事前に自爪を削って傷をつけるサンディングという工程が必要となります。サンディングはネイルと爪の密着度を高めるために必要ですが、爪の表面を削ることになるので爪へのダメージは免れません。
アクリルスカルプネイルは、自爪を少なからず傷めてしまうことを覚えておきましょう。
【アクリルスカルプネイルとジェルネイル】どちらがおすすめ?
Photo by instagram @laulea_nail_by_amu
最後に、アクリルスカルプネイルとジェルネイルのどちらがおすすめなのかをご紹介します。それぞれの違いや特徴を踏まえて、自分に合うネイルを選びましょう。
アクリルスカルプネイルがおすすめな人
まず、アクリルスカルプネイルがおすすめな人の特徴をご紹介します。
①ロングネイルを楽しみたい人
ロングネイルを楽しみたい人は、アクリルスカルプネイルがおすすめです。長さの制限を気にすることなく長さ出しができるので、満足のいく長さの爪が作れるでしょう。
また、太さや短さをカバーしてスラッときれいな指にみせたい人も、アクリルスカルプネイルが効果的です。
②ジェルネイルだと折れてしまう人
ジェルネイルがすぐに折れてしまう人も、アクリルスカルプネイルがおすすめ。アクリルスカルプネイルで強度を出すことで、折れる心配が少なくなるでしょう。
ただし、自爪が薄くなっている場合は、サンディングが必須となるアクリルスカルプネイルをおすすめできない場合もあります。自爪が薄い人は、ベースジェルの上からアクリルスカルプネイルを施してもらえるサロンを探すか、ハードジェルを使った補強を試みるのがおすすめです。
③自爪にコンプレックスがある人
自爪の生え方や形状にコンプレックスがある人は、アクリルスカルプネイルをすることで解消しやすくなるためおすすめです。爪の幅が広い見た目が気になる人や、爪先に向かって爪幅が広くなる扇形の爪の人は、アクリルスカルプネイルできれいな縦長の爪を叶えられます。
ジェルネイルがおすすめな人
ここからは、ジェルネイルがおすすめな人の特徴をご紹介します。
①ネイルの時間を短縮したい人
ネイルの時間を短縮したい人には、ジェルネイルがおすすめです。長さ出しをするとその分時間がかかるため、できるだけスピーディーにネイルを完成させたい人は自爪を活かして施すジェルネイルを選びましょう。
②自爪への負担を軽減したい人
自爪にかかる負担を軽減したい人も、ジェルネイルがおすすめ。アクリルスカルプネイルでは事前のケアとしてサンディングが必須ですが、ジェルネイルの場合はサンディング不要のジェルを選ぶことで自爪に極力ダメージを与えずに施術ができます。
③セルフネイラー
セルフネイラーさんは、アクリルスカルプネイルよりもジェルネイルがおすすめです。先述したようにアクリルスカルプネイルは難易度が高く、セルフの場合は失敗のリスクを伴うため、ジェルやマニキュアを使うのがよいでしょう。
また、セルフで長さ出しをする場合はアクリルスカルプよりもジェルスカルプやチップなどのほかの方法がおすすめです。
アクリルスカルプネイルで爪先のおしゃれを楽しもう
Photo by instagram @xana_natsuki
今回は、「アクリルスカルプネイルとは?」「ジェルネイルとは何が違うの?」という疑問にお答えしました。アクリルスカルプネイルとは、アクリル樹脂を使った人工爪を意味する言葉です。爪を美しくみせる効果や補強する効果が期待できるので、本記事でご紹介したメリットと注意点をよく理解した上で取り入れてみてください。
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